85歳の家族が、ピロリ菌の検査を尿でしましたら、陽性反応が出たらしいです。
次は胃カメラだとのことですが、医師に「今までずっとピロリ菌が居たはずで...85歳の今更除菌しなくても...。」と言われたそうです。
本人は、「除菌したら食欲がでるかも!」と思ったみたいですが、医師に今更と言われたので胃カメラに行く気が失せてきているようです。
85歳でも胃カメラをして、除菌もするのがよろしいのでしょうか。
ちなみに以前、胆石の手術をした時に、慢性胃炎でかつ胃潰瘍の治った跡があると言われました。
ご回答よろしくお願い致します。
1件の回答があります。
水野 靖大
<医師>
基本的には除菌をお勧めします。
もちろん、他の疾患とかとの兼ね合いもあるので、あくまで一般論ですが。
高齢になっても、除菌を行うことで胃がんになる可能性が減少することはわかっていますし、
胃がん以外の話をさせていただくと、
高齢になれば、他の疾患の関係で抗凝固剤(いわゆる血をサラサラにする薬)や痛み止めなどの潰瘍を引き起こす原因となる薬剤を服用する可能性もあるので、潰瘍出血防止という観点からも除菌は勧められます。
また、ご本人が現在胃に関して何か自覚があるなら、それが治る可能性もあります。
私ならお勧めします。
水野 靖大 <医師> マールクリニック横須賀 HPはこちら »
質の高い医療を、快適な空間で受けていただきたい、それが一番の願いです。
自覚症状が少なく胃がんリスクの高いピロリ菌感染の重大性を感じ、
積極的に地域の皆さんに検査の必要性を啓蒙しています。