人間ドッグで胃ガンリスクがわかるペプシノーゲン法の検査をしました。その結果、ペプシノーゲンは陰性、ピロリ菌は陽性という結果が出ました。そのため他院にて、内視鏡、呼気、血液の3種類の検査を受けたのですが、結果どれもピロリ菌は陰性でした。内視鏡ではポツポツと赤い発疹みたいなものが少しあり軽度の潰瘍があると診断されました。初めの検査では陽性だったのにも関わらず、他の3種類の検査では陰性という結果が出てしまい、どちらが正しいのかわからず何だかスッキリしません。このように偽陽性が出るようなことも多々あるのでしょうか?ちなみに過去に除菌したことはありません。
1件の回答があります。
水野 靖大
<医師>
人間ドックではおそらく、血中ピロリ抗体検査をしていると思いますが、この値はわかりますか?以前は10以上を陽性としていたのですが、最近は3以上を陽性とする施設もあります(一番いいのは3から10を正常高値として他の検査にまわすやり方です)。そのため基準が違うので、3から10の場合人間ドックでは陽性。次の施設では陰性ということはありえます。
本来は、すでに血中抗体をしたのであれば、胃カメラ後に再度血中抗体を行うのではなく、尿素呼気試験、便中抗原検査をすれば胃カメラ以外に人間ドックで1種類、保険診療で2種類の検査ができていました。
ですが、保険では胃カメラ後に2種類の検査しかできませんので現状ではこれ以上の追加検査は自費になってしまいます。
では、最終判断はどうするかですが、これは内視鏡の所見が決め手になります。これまでの経緯をきちんと主治医にお話しして、内視鏡医の責任で判断してもらってください。
水野 靖大 <医師> マールクリニック横須賀 HPはこちら »
質の高い医療を、快適な空間で受けていただきたい、それが一番の願いです。
自覚症状が少なく胃がんリスクの高いピロリ菌感染の重大性を感じ、
積極的に地域の皆さんに検査の必要性を啓蒙しています。