お返事ありがとうございます。
薬疹検査は皮膚科にて採血でしました。
結果は3種類とも反応があり。
その検査結果を持参して内視鏡検査をしたクリニックに相談したところ、サワシリン等の代用薬はあるけれど、タケキャブは胃の薬で新しく、古いものを使うしかないかもしれない。けれど、タケキャブが反応してるので他の胃薬でもアレルギーが出るかもしれないのでおススメはできません。
また、自費の三次除菌もありますが、除菌率が5〜6割と落ちるので、薬疹が出るかもしれない危険をおかしてまでやるのはおススメしません、との事でした。
確かに薬疹が頭から足の指まで全身に出た時に辛い思いをしたのも事実なので、未だに恐怖心があります。
けれど、ピロリ菌がいるのも事実で、できることなら除菌をしたいと思っています。
1件の回答があります。
水野 靖大
<医師>
情報ありがとうございます。内容から判断すると、おそらくアレルギー検査はDLST検査(リンパ球刺激検査)を行なったのだと思います。
この検査は、偽陽性(本来、原因薬物でないものを原因と判定してしまうこと)もあり、確実に3種の薬剤の全てが原因薬剤であるかと言われれば疑問が残ります。しかし、薬疹の原因と考えうる薬剤をもう一度使用するのはアナフィラキシーショック(ひどいアレルギーと考えてください)の可能性もあり、やはり避けたほうがいいでしょう。
そうすると、3種の薬剤の全てを変えることになります。
サワシリン、クラリスは全く違うお薬に変え、
タケキャブも、従来のPPI(プロトンポンプ阻害薬)に変更します。
タケキャブはPPIの仲間ではありますが、カリウムイオン競合型アシッドブロッカーに分類されるもので、従来のPPIとは別物です。
タケキャブにアレルギーがある人で従来のPPIにアレルギーがない人はよくいらっしゃいます。
逆に、タケキャブは他のPPIに比べてアレルギーを起こすことが少し多いようです。
もちろん、すべてのお薬はアレルギーを起こす危険をはらんでいますが、私なら自分の患者さんには保険外の除菌を行うことをお勧めします。除菌率もおっしゃるよりはずっと高いですし、質問者さんの気持ちはわかりますが、この理屈でいうと、質問者さんは今後少なくともすべての抗生剤とすべての制酸剤が使えないっていうことになります。
ぜひ、もう一度主治医の先生とじっくり話し合って納得のいく結論を出されたらどうでしょうか?
水野 靖大 <医師> マールクリニック横須賀 HPはこちら »
質の高い医療を、快適な空間で受けていただきたい、それが一番の願いです。
自覚症状が少なく胃がんリスクの高いピロリ菌感染の重大性を感じ、
積極的に地域の皆さんに検査の必要性を啓蒙しています。