初めてお世話になります。
11月15日に胃カメラにてピロリ菌陽性を確認、呼気試験でも陽性でした。
12月4日に除菌薬飲み終わり、尿素呼気試験を再度受けて、陰性を確認しました。
しかし、陰性になってほっとしたものの、除菌できたか確認の尿素呼気試験の前に麦茶を飲んでいたのを思い出しました。検査を受ける1時間~くらい前の話です。
がぶ飲み、大量ではなく、2、3口です。
この場合、偽陰性や、偽陽性などの可能性はありますでしょうか。
もちろん、検査前の絶食は守っております。
1件の回答があります。
水野 靖大
<医師>
一口、二口の麦茶で偽陰性や偽陽性になる可能性はまずありません。
しかし、この除菌判定の問題点はそこではなく、時期にあります。
11月15日にピロリ菌陽性が確認されているので、どんなに早くてもその日の夕方からの除菌開始になると思います。その場合、除菌終了は11月22日の朝になります。
そうすると、その13日後に除菌判定をしたことになります。
除菌後、すぐに除菌判定を行なった場合は、偽陽性、偽陰性の両方の可能性が指摘されています。つまり、実は成功しているのに判定結果は不成功、あるいは実は失敗しているのに判定結果は成功、この両方の可能性があります。
そこで、保険診療で行う場合は除菌終了後、少なくとも4週間明けてから除菌判定を行うことが義務付けられています。
さらに言うならば、4週後でもまだ偽陽性、偽陰性があることがわかっていますから、当院では除菌後3ヶ月の時点での除菌判定を行なっております。
もちろん、質問者さんは偽陰性ではなく、本当に除菌が成功している可能性の方が高いと思いますが、正確を期するために、もうしばらくしてから、再度除菌判定を行えるように主治医の先生にお話になった方がいいですよ。
水野 靖大 <医師> マールクリニック横須賀 HPはこちら »
質の高い医療を、快適な空間で受けていただきたい、それが一番の願いです。
自覚症状が少なく胃がんリスクの高いピロリ菌感染の重大性を感じ、
積極的に地域の皆さんに検査の必要性を啓蒙しています。