約10年前にピロリ菌除菌をし、その後も毎年胃内視鏡検査でピロリ菌が認められず、今年2月に2年ぶりに内視鏡検査を受けました。その際の血液検査で、ピロリ菌感染27~28%と言われ、2度目の除菌を勧められて悩んでいます。①除菌後7~8年後に再感染になった原因②1度目の除菌後、逆流性食道炎になり、食べられず10㎏も痩せる程苦しみました。今も逆流性食道炎の服薬治療中です。あの苦しみを思うと除菌をためらっています。医師からは1ヶ月以内に決めるようにと言われています。御助言をよろしくお願いします。
1件の回答があります。
水野 靖大
<医師>
悩ましいですね。
まず、本当に除菌できていたのかが疑問です。除菌判定は除菌後2ヶ月以上あけて尿素呼気試験か便中抗原検査で行いましたか?検査までの期間が短かかったり、胃カメラでの検査で除菌判定すると、除菌不成功なのに成功とミスジャッジする場合があります。
また、今回の再感染は本当でしょうか?除菌後の血中抗体検査はいつまでも陰性にならない場合がありますし、特に最近主流になってきているラテックス法の場合はこの傾向があります。
まず、除菌云々の前に本当に再感染(あるいは前回が不成功だった)しているかどうかを確実にするのがいいと思います。ぜひ尿素呼気検査か便中抗原検査を追加してください。
それでも陽性だった場合、あくまで一般論ですが除菌した方がいいと思います。
水野 靖大 <医師> マールクリニック横須賀 HPはこちら »
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自覚症状が少なく胃がんリスクの高いピロリ菌感染の重大性を感じ、
積極的に地域の皆さんに検査の必要性を啓蒙しています。