除菌確認後の尿素呼気試験は2.5%以下が陰性とのことですが、
陽性の人のは数値が高いほどピロリ菌の数が多いという事になりますか?
一次除菌後、尿素呼気試験受けたのですが結果は陽性で除菌は失敗でした。
その際の数値が89%だったのですが、
ネットで検索すると陽性でも10~20程度や多くても30程度の人が多いようで
自分程高い数値を見かけません
また素人が見れる範囲に数値の統計とかも見かけません
数値が多くても少なくても陽性である事には変わりないとは思うのですが
自分のピロリ菌が特別に多くて活発なのではないかと不安です
これから二次除菌を行うのですが
数値が高いと失敗しやすかったりするのでしょうか
1件の回答があります。
水野 靖大
<医師>
1次除菌は残念でしたね。
ですが、2次除菌は1次除菌で失敗した人の80〜90%が成功しますので、頑張ってください。
さて、尿素呼気試験の結果の数値ですが、菌量と相関関係はありません。ピロリ菌の種類によってウレアーゼ活性(後で説明します)に違いがあり、このため結果の大小が生じます。ですから、菌が少なくても結果が大きくなることもあります。また、菌の種類と除菌の成功率も相関関係はないので、尿素呼気試験の結果の大小は何の意味もありません。
ウレアーゼ活性とは、ピロリ菌が胃酸に負けないようように、尿素を分解してアンモニアを作る能力です。アンモニアはアルカリ性なので胃酸を中和して、ピロリ菌は快適な環境を自ら作り出しています。
水野 靖大 <医師> マールクリニック横須賀 HPはこちら »
質の高い医療を、快適な空間で受けていただきたい、それが一番の願いです。
自覚症状が少なく胃がんリスクの高いピロリ菌感染の重大性を感じ、
積極的に地域の皆さんに検査の必要性を啓蒙しています。