10年前、27歳の時に胃カメラをやった際に細胞検査をした時はピロリ菌がいませんでしたが、37歳になりつい先日息からのピロリ菌検査をしたら陽性でした。今現在、除去の為に薬を飲んでいる最中です。でもネットなどで調べてみると大人になってからはあまり感染しないと書いてありますが、27歳の検査の時にも実はピロリ菌がいたと言う可能性はありますか?更にネットの情報などの感染経路などを読んでいて、どうして大人になって感染したか思いあたりません。今、アメリカに住んでいますがこっちに来てから胃や腸の問題が以前より酷くなり、ストレスだとばかり思っていたのですがストレスからピロリ菌が感染しやすくなるなどはありますか?
よろしくお願いします。
1件の回答があります。
水野 靖大
<医師>
基本的には、大人になってからの感染はあまりありません。
大量のピロリ菌が体に入るとか、非常に免疫力が落ちているとか条件によってはあるかもしれません。
しかし、それより考えやすいのは、
1回目の検査が間違っていたと言うことです。
現在、潰瘍やピロリ菌による胃炎の場合に保険でピロリ菌の検査、除菌ができますが、その場合も偽陰性(本当は感染しているのに検査上陰性となること)を考慮して、2種類までの検査が認められています。
実際、当院でも尿素呼気検査と抗体検査をよく行いますが、一方で陽性で、もう一方では陰性ということも時折経験します。
まして、胃カメラでの検査は偽陰性が比較的高いとされているので、今回の件は、10年前の検査が偽陰性であり、実際には以前から感染していた可能性の方が、最近感染した可能性よりは高いのではと考えられます。
水野 靖大 <医師> マールクリニック横須賀 HPはこちら »
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自覚症状が少なく胃がんリスクの高いピロリ菌感染の重大性を感じ、
積極的に地域の皆さんに検査の必要性を啓蒙しています。