現場で活躍する医療の専門家が答える「ピロリ菌Q&A」

(確認画面があります)

回答有り

  • 印刷

ピロリ菌の性質

男性です。71歳になります。現在連日(2週間以上)、食後3時間後から胃が痛みます。(胃痛・胸焼け様の痛み)職域検診でのピロリ菌抗体検査(血液)はマイナス(5年程)で推移しています。

今後ピロリ菌に感染する事は有りますか。ちなみにランソプラゾールを処方されてますが、あまり効果は感じません。飲酒・タバコの習慣は無しです。

質問者:ゆたか さん

2016/03/22 18:53

【カテゴリー:感染

1件の回答があります。

回答者

水野 靖大

<医師>

専門家の回答回答日時:2016/03/24 10:20

まず、ランソプラゾールを使っても胃痛が軽減しないようでしたら、胃カメラをされることをお勧めします。
日本における胃がんの97〜99%はピロリ菌に関連していますが、逆に言うと、1〜3%はピロリ菌が関係していません。
現状、胃がんなど重篤な状態でないかをまずは確かめてください。
また、ピロリ菌の抗体検査は偽陰性の可能性もありますので、これを機会に胃カメラで見て、ピロリ感染が疑われるようであれば、他の検査方法(例えば尿素呼気試験など)でのチェックをお勧めします(ただし、ランソプラゾール内服中は検査できません)。
最後に、今まで一度もピロリ菌にかかったことのない大人が、ピロリにかかる可能性はほとんどないと言われています。仮にかかっても、自然に除菌されるとも言われています。
まあ、まずは胃カメラをすることが先決です。

水野 靖大 <医師> マールクリニック横須賀 HPはこちら »

質の高い医療を、快適な空間で受けていただきたい、それが一番の願いです。
自覚症状が少なく胃がんリスクの高いピロリ菌感染の重大性を感じ、
積極的に地域の皆さんに検査の必要性を啓蒙しています。

ピロリ菌 回答者募集

ピロリ菌に関する情報

ページの先頭へ戻る